2010/10/13

ドイツの青少年指導者セミナーの視察

こんにちは。横浜市芸術文化教育プラットフォーム
事務局の小川智紀です。

十月の頭に、ドイツの方々が日本の芸術教育の視察に来日されました。
文部科学省スポーツ・青少年局委託事業の
「日独青少年指導者セミナー(芸術分野)」の受入事業として、
独立行政法人日本芸術文化振興会が実施しているものです。

当日は、ドガ展で大盛況の横浜美術館の「子どものアトリエ」が会場。
ご一行さまは総勢7名で、いずれもドイツの美術教育関係者。
日本語だと「青少年芸術学校校長」といった方もいて、その威厳たるや。

まず、簡単にPF事業全般のご説明をしたあと、質疑応答の時間。
「事業の具体的取組み」「取組日数」「事務局スタッフについて」など
ドイツでも同種の事業は広く行われているので、質問は尽きません。

平成22年3月に、財団法人地域創造が刊行した『文化・芸術による
地域政策に関する調査研究』通称・新[アウトリーチのすすめ]によると、
http://www.jafra.or.jp/j/library/investigation/20-21/index.php
ドイツの文化・芸術の地域プログラムは、歴史的な経緯もあり、
国よりも、州政府レベルの力の方が強いようです。
また、教育計画も現場の教師の権限が大きいことが特筆されてます。
このへん日本とはちょっと違うかも。ドイツの話もゆっくり聞きたかったな。

日本各地、相当な過密スケジュールで動かれたご様子でしたが、
いくらかでも日本の事例が、ドイツの芸術教育の一助になりますように。
ついでながら、いつか私のドイツ旅行が実現しますように。