2010/09/02

「コミュニケーション教育」の連携と普及

横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局の小川智紀です。

8月23日に出かけた文部科学省「コミュニケーション教育推進会議」の
ワーキンググループのことを少し記録しておきます。

文部科学省では「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する
芸術表現体験」を本年度から立ち上げています。一言でいえば、
芸術家が学校に入り教育活動を展開する、という事業です。
(横浜市内でも、PF事業と連動し、3校で取組みます)

同時に、コミュニケーション教育の趣旨や意義、推進・普及方策などを
議論をする「コミュニケーション教育推進会議」を設立し、
その子会議として、主に教育内容についての議論する教育WG、
主に制度、仕組みについての議論を行う連携・普及WGがあります。

来年度の事業スキームを検討するにあたり、横浜のPFの事例を、
第4回の連携・普及WGで事例報告をしました。
WGは非公開なのですが、雰囲気だけ掴めるのが、以下の資料。

文部科学省:コミュニケーション教育推進会議(第3回)配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/075/shiryo/1296107.htm

連携・普及WGでは、横浜のPFが提出した資料などをもとに、
コーディネーターの位置づけや関連機関との連携体制が
焦点になった議論が行われました。

これまで芸術家が学校へ行く取り組みは、さまざまな形態があり、
その「意義」の示し方も多様だったのですが、ここに来て
「コミュニケーション教育」という一点に寄せて、
文部科学省が大きく動いている、という印象を持ちます。
とりあえず、注視したい、と思っています。